2018年3月2日金曜日

先に先生が泣きました

昨日3月1日に福岡女子高校では292名の乙女が旅立ちをしました。


館長になってこれで3度目ですが、今年は涙ぐむ生徒が少なかった印象です。それでも答辞で両親に対する感謝の話にさしかかるころから目頭を押さえる子が増え始め、福女定番の卒業の歌(福岡地元のシンガー・ソングライター川嶋あいさんの歌)「旅立ちの日に」を歌う頃には、ハンカチを取り出す生徒が多くなりました。いいシーンですね。

一方印象的だったのは、生徒の名前を読み上げる担任の先生の涙でした。読み上げ始めて4番目の生徒名くらいから涙声になり、ラストまでとまらなかったようでしたが、感動しました。もちろん乙女先生でした。校長先生のお話では、今年の卒業生は全クラス3年間同じ先生が担任をされての卒業だそうです。生徒と担任の先生との絆は相当なレベルなんでしょうね。なかなかないケースだそうです。2年前まで福女の校長をされてリタイアされた近藤さんが私の隣におられましたが、顔のわかる生徒たちの最後の卒業式で感慨深げでした。そして生徒の退場時に生徒から手を振られたときは、嬉しそうにされていました。いい卒業式でした。次回は9日の姪浜中学校の式をレポートします。